Chain Focusとは、写真を使った新しいコミュニケーションのかたち。
一言で表すのなら、「写真を使った連想ゲーム」。いまはしがない社会人になった「ハルク」と「はたち」の2人が、2010年、大学時代にはじめたちいさなプロジェクトです。
写真には、表現者が表現したい「テーマ」が存在しています。しかし、そのテーマはほんとうに「写真を観る側」に伝わっているのでしょうか。
自分の写真が、他人にはどう捉えられているのか。相手の写真が、自分に何を訴えているのか。
主観だけを頼りにそれを考え、伝え、そして裏切りながら写真をつなげていく試みが、このChainFocusです。
プロジェクトのルールは簡単です。2人のうちのどちらかが選んだ写真を見て、もう1人はそのテーマを「連想」する。そして、「連想したテーマ」と同じテーマの「自分の写真」を選びます。
今度はもう1人が、同じことを繰り返します。そしてまた、もう1人が。
テーマは時には相手に伝わり、ほとんどはどんどんと裏切られていく。でも、写真はつながっていくのです。写真が、幾枚もの「Chain」になっていく。
過去の「Chain」は、このギャラリーから。みなさんには、それぞれの写真がどんなテーマで撮られたのか、想像しながら、考えてもらいながら、展覧会を楽しんでいただければ、幸いです。
2010年から今までの間に
ハルク,はたちこうた